1)先史時代~中世
昔の人々は、自然界と密接なつながりを保ちながら暮らしていました。
彼らの全感覚は、外界の環境のどんな変化にも
正確に調子を合わせていました。 アーユルヴェーダより
世界各地の植物療法の始まりや、医学・植物療法のなりたちを
紐解いてみましょう。
★地球と生命の誕生
・46億年前に太陽系ができ、38億年前に大陸が出来ました。
・最初の生命はプランクトンで、それから長い年月を経て進化し
さまざまな生命体に姿を変えてきました。
・植物の光合成により酸素が増え、上空で紫外線との反応により
オゾン層ができ、生命にとっての有害な紫外線を防ぐ事が
出来るようになったのです。
・動物は栄養を作れない為、植物を食べて、植物は種を遠くへ
運んでもらうという関係が出来上がりました。(植物連鎖)
★世界中の薬用植物の歴史
①先史時代
ネアンデルタール人の墓からタチアオイの花粉が発見されます。
埋葬時に死者を花で飾ったのではないかと言われています。
②古代エジプト《紀元前3000年頃)
古代エジプト人は防腐作用のある植物でミイラを作っていました。
乳香(フランキンセンス)・没薬(ミルラ)
③インドのアーユルヴェーダ医学
インドの伝統医学で、アロマテラピーに大きな影響を与えました。
生命の科学と約します。
約3000年以上もの歴史がありますが、人から人へ伝えられており
書物としてはずっと後のことになります。
④中国漢の時代(2~3世紀頃)
東洋の有名な薬草学書である「神農本草経」が作られました。
これを原本として陶弘景が「神農本草経集注」を書きます。
(5世紀末)
⑤ヘレニズム文化
紀元前330年頃アレキサンダー大王が東方に遠征し、
世界帝国を興しました。
このことにより東西文化の交流が活発になり、
ヘレニズム文化が生まれました。
東西貿易でハーブやスパイスの交流も盛んになったのです。
⑥キリスト誕生
紀元前4世紀頃、イエス・キリスト誕生の馬屋にて、
東方の三賢人(博士)がお祝いに黄金 ・ 乳香・没薬を
捧げたとの話が新約聖書にあります。
・乳香・・・フランキンセンス
・没薬・・・ミルラ
⑦古代ローマ時代
54~68年ネロ皇帝時代に公衆浴場が建設されました。
浴場では一般市民にも、身体に香油を塗って、香りを
楽しむ習慣が有りました。

